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「京都みちくさの風景」

  • sunsetgang
  • 2023年5月17日
  • 読了時間: 1分

1999年に京都新聞社から発売された、京都の表通りではなく、暮らしの息づかいが聞こえてくるような市井の風景の中にある町の物語を、写真と文章で紹介した本です。素顔の京都の様子がじんわりと伝わってくる50の物語は、観光の京都に飽きてしまった人にはたまらない内容です。文章は京都新聞の中村勝さん、写真は「ほんやら洞」店主の甲斐扶佐義さんです。この本の中では、ラテン音楽を流していた「クンパルシータ」と、クラシックを楽しめる「フランソア」の2つが登場します。

「クンパルシータ」の開店当時の様子は、“タンゴ好きの少女だった佐藤美恵さんが、純喫茶「クンパルシータ」を開いたのは、戦後の混乱が続く最中の昭和21年。ママ歴は50年を超える。・・・・・・大卒国家公務員上級職の初任給が540円の時代、800円の家賃で始めたのだった。”、

「フランソア」の開店当時の様子は、“喫茶「フランソア」は、三年前に亡くなった立野正一さんが昭和九年に開いた、今では京都で最も古い喫茶店。戦前の三高、京大、同志社の学生たちがたむろした。”と紹介されています。

喫茶「フランソア」は現在でも営業を続けていますが、残念なことに「クンパルシータ」は2007年後半から2008年にかけてのタイミングで閉店してしまいました。










 
 

Chiba City SHIMUCHIN_33

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